2007年10月01日

The Wanted Posters

至る所で二人に背筋が寒くなる思いをさせる手配書。
全文は(拙い訳ですみませんのですが…)

ハンニバル・ヘイズ
賞金10,000ドル 
ミッドウェスト鉄道による
生死問わず

29歳
身長:5フィート11インチ(約178cm)
体重:160ポンド(約72kg)
髪の色:濃い茶色 目の色:茶色
特徴なし中肉中背
地域最悪の無法者グループのリーダー
上記賞金は身柄確保又は死亡の確証により支払われる


キッド・カーリーの方は、
「27歳、体重:165ポンド(約74kg)
髪の色:暗い金髪 目の色:青」
ってとこが違うだけ。

賞金1万ドルというのがいかほどなものなのか、当時のカウボーイの日給が1ドルというからうーん…少なくとも今の感覚だと1千万円以上はある?二人合わせて2千万円!そりゃ賞金稼ぎも目の色変わるってもんです。
ウィートみたいに似顔絵付きの手配書もあるけど、この二人に関しては幸いなことに面が割れていないので特徴だけ。特徴って言ってもこんなのじゃー、たくさん当てはまる人がいそうな気がするんですが。
顔はわからないけど年齢身長体重がわかってるってのも不思議な話。伝聞伝聞で知ったのかな。

この手配書からわかるのは、ヘイズとキッドが二つ違いってこと。この手配書が書かれたのがいつなのか不明なので、お話当時何歳なのかは不明。(ロイメモによると、ヘイズは30代前半という設定)
この二人が幼馴染なのか従兄弟同士なのか赤の他人なのかという問題は置いておくとして、二つ違いというのはちょっと興味深いのです。子供の頃の二歳ってのはものすごい差ですから、二人が子供時代を一緒に過ごしたとしたらヘイズはきっとキッドにとって「お兄ちゃん」だったんだろうなぁ。今でもそんなような雰囲気もあるにはありますが、年上年下って関係じゃあないですね。

二人の身長は期せずして同じです。(体重はキッドの方がちょっと重いんだけども)この身長同じというのがまた、「らしく」ていいですねー。手配書の通りアメリカ人としてはごく平均的だと思うし、そんなに筋骨隆々でもない。彼らよりごつい保安官や無法者達に見下ろされていると、可愛くさえ見えてしまいます。「生死を問わない極悪お尋ね者」にはとてもそぐわない容姿です。でもいざとなると腕っぷしは結構強いし、二人とも凄むと恐い。勧善懲悪ヒーローものの主人公のような圧倒的な強さはないけれど、親近感たっぷりの人間らしい魅力が二人には溢れてます。

この一見強そうにも悪そうに見えない二人が実は賞金首の無法者、なんだけど、今は見かけ通りの善良な真人間になろうと苦労してるというのが、このシリーズの面白い所ですね。誰だって応援しちゃいます。
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posted by はま at 21:02| Comment(4) | This and that | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年09月14日

「謀略混戦列車」

#03 The Wrong Train to Brimstone

ほとんど列車の中でお話が進行するので、ヘイズのsilver tongueが俄然本領発揮です。
このお話にはちょっとしたお気に入りシーンがいっぱい。
しょっぱな会いたくない保安官を見つけたキッドがヘイズを連れてクルーリとUターンするとことか、
ブリスコーに睨まれて慌てて拳銃振り回しながら力なく「エイエイオー」って言うとことか、
本名を聞かれて「ハンニバル・ヘイズとキッド・カーリー」と答えたヘイズに向けられたキッドのビビリ顔とか、
ああでもないこうでもないと手を振り回しながら歩き回って考えるヘイズだとか、
乗れといわれて二人同時にヨイショと貨車に座るとことか、
キッド・カーリーを捕まえたと喜ぶブリスコーにガッツポーズで答えるヘイズとか、
バーナマンの捜査員を装ってやたらと凄むヘイズとか、
挙げればキリがないです。

初登場我らがハリー・ブリスコー氏は、思えばこの回が唯一威厳を保ってたんじゃないでしょうか。ヘイズとカーリーを捕まえるという確固たる信念に満ち、ハリキッてます。輝いてます。なのに当の本人達に出会ってからというもの、彼の人生の歯車はゆっくりと狂い出すことに…嗚呼。

シリーズ中、恩赦に対する二人の固執度の微妙な違いが度々露出することがあります。
地獄の穴一味が一網打尽にされると聞き、キッドはあっさりと恩赦よりも昔の仲間を優先しようとします。
ヘイズはそう簡単には恩赦を諦め切れない。かと言って昔の仲間を見殺しにも出来ない。
ところが、このシチュエーションこそがヘイズのnimble brainの動力源なのです。不可能な問題、堅牢な金庫、立ち向かう状況が困難であればあるほど彼は打開策を考えずにはいられない。むしろそれを楽しんでいるとさえ思えます。
そして両者丸く収まる方法を思い付いたヘイズの得意顔といったら。キッドは口では「どうだか」なんて言ってますが、内容を聞こうともせずスンナリお供してます。この辺りの呼吸がこの二人の真骨頂ですね。
果たしてこのヘイズの策が功を奏しかろうじて皆殺しを免れるものの、2人の犠牲者が出てしまい無念そうな二人。ここはキッドの言う通り、甘くない世の中の現実。

ハギンズ氏が何度も繰り返すのは、キッドはバカではない、ヘイズと同様に頭が切れるのだということ。ただ、彼の場合直感的なので、言葉にしたり計画を立てたりってのが苦手なんでしょうね。なのでわかってても、「言ってあげて」って説明はヘイズに任せることになる。

今回全くの偶然から乗り合わせたトラブルですが結果的に、金塊を無事賊から守り、昔の仲間を皆殺しから守り、バーナマン探偵社から報酬まで巻き上げた上に、ガセ人相書きまで掴ませてしまったヘイズとカーリー。メデタシメデタシの大成功!です。珍しく…。


ハートお気に入りシーン
売ったばかりの馬と鞍を買い戻すのに失敗した後のキッドの捨てゼリフ
  ヘイズ :あんた(馬屋)きっと金持ちになれるよ
  カーリー:それまで生きてりゃね

さすが泣く子も黙る西部一の早撃ちガンマン?顔笑ってません、恐いよ〜ん。

スペードこれぞ名訳!
ヘイズ、金塊の入った箱の鍵を”とりあえず”開けながら
H: "And you know that knothead will come out of Devil's Hole and make a try for it."
  (あのうすのろども、地獄の穴から出てきて一丁やらかすだろうよ)
 ↓ ↓ ↓
 ヘイズ:「地獄の穴から目玉ギンギラギンで飛び出してくる」
”目ン玉ギンギラギン”なんて単語、出てきます普通?ウィート達の顔が目に浮かぶ!

もひとつ。
身内のゴタゴタには首を突っ込みたくないと言ったヘイズに対するブリスコーの一言。
B: "And Your attitude, Grant, I like it."
  (グラント、君の態度、気に入った)
 ↓ ↓ ↓
 ブリスコー:「さわやかな態度! 気に入ったぞ」
私がヘイズだったら、ここで絶対吹き出すと思います。
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posted by はま at 20:17| Comment(3) | Season1 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年08月08日

Names

ものすごく間が空いてしまいましたが、今日は彼らの名前についてです。

まずはヘイズ。
このお話の生みの親の一人に、ダグラス・ヘイズという方がいらっしゃいます。この方の名を取ったかどうかはわかりませんが、もしそうだとしたら自らの作品に自分の名を付けた人物を登場させてしまうなんて、楽しいでしょうね!
ハンニバルはミズーリ州の町の名前。マーク・トウェインが生まれた町としても有名です。深い意味はないのでしょうが、名付け親グレン・ラーソン氏はHannibal Heyesという「音」の響きが気に入っていたらしいですね。

お次はキッド。
『明日に向かって撃て!』にも出てくる実在の無法者キッド・カーリーはモデルではないでしょうけど、名前だけ拝借したかも?ジェディダイア・カーリーというのが本名ですが、お尋ね者には不向きな?長い名前です。なんとかキッドというのは西部の無法者には流行りだったようですが、彼の場合ホントにベビーフェイスだからという説を支持したいな。
ちなみに映画『ナイトミュージアム』で、西部開拓時代のカウボーイの名前がジェディダイアでした。当時はよくある名前だったのかな?日本だと「新之介」とか「五右衛門」みたいな。

スミスとジョーンズはもうお馴染みの、典型的よくある名前ですね。
映画『マトリックス』でもエージェント・スミス氏がわんさかいましたし、ブラピとアンジョリの映画も『Mr. & Mrs. スミス』でした。ものすごく匿名性の高い名前ってことですね。
ロムが咄嗟に適当に付けた名前ですが、律儀にそれを名乗り通してます。いちいち胡散臭い目で見られたりして、使い勝手がいいような悪いような名前ですが。

ジョシュアとサディアスの方は随分後から付いたみたいで、パイロット版を除くと丁度10作目になる『最後に笑うやつ』が初出。意外な感じです。お話の中では、ロムが付けたんじゃないような気がするから、彼等が自分で選んだんでしょうねぇ。
当初ハギンズ氏が付けたのは、アンブローズ・スミス(Ambrose Smith)とダドリー・ジョーンズ(Dudley Jones)てな名前だったようですが、断然ジョシュアとサディアスの方が良いですよね!ちなみに私はこの「ジョシュア」という名前の響きが非常に好きです。

さて他にも彼らの偽名は色々と出てきます。
レンバッカーとホッチキス、グラントとゲインズ(偽名というより替え玉ですが)、バートンとスラタリー、他にもあったかな?そんなに色んな名前を使いこなすのは相当至難のワザですよね。だもんだから、キッドが大声で「ヘイズ!」って叫んじゃったりするのも仕方のないことで。
posted by はま at 00:25| Comment(3) | This and that | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年07月22日

「長居無用の町」

#03 Exit from Wickenburg

このお話もいいですねー。(ずっと言ってるかも)
まずは「スプレッド」というイカサマを見破るところからお話は始まります。これは二人組みになって、片方がオープンしたカードにもう片方がカードを足す、というやり方。見破れるってことは、お二人もやったことある?いやまあとかく賭博にはイカサマはつきもの、百戦錬磨のお二人だからそのくらいは朝飯前なんでしょうね。
この時のヘイズのウィンクは悩殺。いやもちろんウィンクした相手じゃなくTVの前の女性陣を、ですが…。

困っている女性を助けるのはいとわない二人ですが、それでもヘイズはきっちり賃上げ要求は忘れません。ひと月50ドルというのはこの時代の保安官の稼ぎだそうで。
二人のソツのない酒場のマネージャーぶりを見ていると、ずっとこの仕事でもいいんじゃないかと思えてきます。ヘイズの頭脳とキッドの銃の腕前がいかんなく発揮されるいい仕事じゃないですか。二人とも居心地良さそうだし。まあそうはいかないのがお約束ですが…。

銃の練習に励むキッドに、堅気に銃はいらないと文句を言うヘイズ。
キッドは銃は必要だと言い返しておきながら、子供に撃ち方は教えない。
そんな相棒を見ているヘイズの表情はどこか誇らしげで満足げ。
そしてその夜銃の腕前で問題を解決したキッドに、ヘイズは改めて謝ります。
このシーンでは二人の変動の時代に対する思いが垣間見えました。

二人の会話もますます波に乗ってきたカンジです。
例えばこの「繰り返し」。
・フィンロック氏に大変丁重に町を出ろとに言われた後。
 ヘイズ :「それにあの家建てかけのままやめられんだろう」
 カーリー:「やめてもいいじゃない」
 ヘイズ :「でもやめねェよな」

・ゴーマンに袋叩きにされて次の町へ行けと言われた後。
 ヘイズ :「だからこのまま次の町へ行くのが一番安全だ」
 カーリー:「だけど行かないよな?」

二人とも黙って引き下がるつもりはないんだけど、そう言わないでこんな会話で見せるのはサスガ。

二言目には「あなたたちが好きなんですよ」というバカ丁寧な謎の紳士?フィンロック氏が、いい味出してますね。
今回の稼ぎは二人合わせて100ドル、かな?
(大工仕事の方は、あんな仕事ぶりで払ってもらえたかどうか不明)

ハートお気に入りシーン
突然クビにされいぶかしむキッドに気にならないのかと言われたヘイズ。
 「知るか 向こうの都合だ関係ねェよ
  …いいよわかったよ 気になるよ」

恩赦の為に心を鬼にして?無関心を装うヘイズでしたが、ムダでしたね。放っとけない性格だから。

スペードこれぞ名訳!
利益が上がらずもうヤケクソだと言うメアリに付け込む?ヘイズ。
H: "Desperate enough to make it $50 a month?"
  (月50ドル出してもいいほど必死?)
M: "Yes, Mr. Smith. That desperate."
  (ええ、スミスさん。それほど必死なんです)
 ↓ ↓ ↓
これがこうなります
 ヘイズ :「ヤケクソついでに50ドル出しませんか?」
 メアリー:「出します出します 安いもんです」

必死な割には軽いメアリーの物言いがまた。(笑)

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posted by はま at 22:23| Comment(2) | Season1 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年07月20日

「ポーカー大勝負」

#02 The McCreedy Bust

シリーズ第一話、そしてロイ・ハギンス(またの名ジョン・トーマス・ジェームズ)による脚本第一作目。パイロット版が毛色が違うと書きましたが、あれはグレン・A・ラーソン氏の脚本でした。「西部二人組」らしさが色濃く出るのは、やはりこのロイ・ハギンズ氏が手掛けたお話ではないでしょうか。

このお話は大好きなエピソードの一つです。(いっぱいありますがー)
キッドは早撃ちの腕前、ヘイズは金庫破りに鮮やかなカードさばき、と二人の役割が明確に描かれていていかにも第一話、というカンジがします。
カタギになると決めた途端に金庫を破ることになるのですが、この金庫を開けている時のヘイズの顔と言ったらもう、シアワセそのもの。もはや金庫中毒ですネ。
見張りの前でガンをクルクルッと回すキッドですが、あれはカッコいいですねー。早撃ちも練習したそうですが、誰でも出来るってワケじゃないみたいです。かのJ・ウェインは出来なかったみたいだし…。
このチョイ悪で憎めないマクレディおじさんととっても紳士的なアルメンダリスの間の確執は、シリーズ中何度も登場することになります。最後にはメデタシメデタシとなるのですが。マクレディとヘイズ、キッドの二人の関係も、このお話でお互い騙し騙されたあげくに不思議な腐れ縁となって後々まで続きます。弱みを握られているようで(お互い)結構頼りにしてるようで、ホントに叔父さんと甥っ子みたいで微笑ましくもあり。
ホイルの規則書にまんまと引っ掛けられた後、表向きには「あの野郎タダじゃおかないからな!」みたいな会話はありませんが、自慢のポーカーでしてやられたヘイズの気持ちは察して余りある。5パットハンドで笑顔でリベンジするあたり、俺を敵に回すと怖いよ、という地獄の穴の元リーダーの凄み十分です。最後のエースを抜くワザにはもう拍手拍手!胸がスっとしましたね。なのにちっとも儲からなかった二人。5万ドルのお誘いもフイにして、待ち受ける前途(多難)を予感させる第一話でした。

ハートお気に入りシーン
マクレディの腰ぎんちゃくのブレイクにキッドの銃の腕前を褒められてヘイズが言う一言。
 「いやあ、腕はよくねえよ。あれ腹狙ったんだ」
キッドじゃなくてヘイズが言うって所がミソ。

スペードこれぞ名訳!
マクレディに2万ドルふっかけた後のキッドのセリフ。
M: "That's robbery!"
  (それじゃ泥棒だ!)
C: "Well, now, ain't that what we're talking about?"
  (まさにその話をしてるんじゃないの?)
 ↓ ↓ ↓
これがこうなります。
 マクレディ:「泥棒だ!」
 カーリー :「だめかと思ったらやっぱりだめ」

う〜〜ん、スバラシイ!

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posted by はま at 02:58| Comment(0) | Season1 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年07月11日

「恩赦嘆願の始末」の始末

恥ずかしながら「恩赦嘆願の始末」のカットシーンのセリフをば…。
誤訳意訳すっとばし等多々ありますのであまり堂々と出せません。
故にコメント欄にて小出しにします。
雰囲気だけ掴んで頂ければと思います。
添削受け付けます。(笑)

カットシーンは大きく分けて
A.ロムを汽車の駅で見送った後〜地獄の穴一味が銀行に来るまで
B.地獄の穴一味が銀行を去った後〜ロムからの電報を受け取るまで
の2箇所になります。
文字で見ると、こんなに切ったのかー、と改めて驚いちゃいますね。
posted by はま at 21:15| Comment(5) | Season1 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年07月09日

銭返し

作ったばかりのブログなのにいきなり改名?
ブログタイトルの「Heads or tails」はご存知コイントスの「裏か表か」ってヤツですが、複数形になってませんでした!おバカが丸出しになってしまいましたーあせあせ(飛び散る汗)

というワケでコイントスの話。ヘイズやキッドは「銭返し」と言ってますね。
資料(The Story of Two Pretty Good Bad Men)によると彼等が銭返しで何かを決めたのは7回だそうですが、でも今パっと思い出せる限りでは4回くらいしかないかなぁ。まぁおいおい思い出します。
コイントスは物事を公平に取り決める為に便利な手段ですが、ことこの二人に関して言えばあまり公平とは言えないような気が。なぜならかなりの確率でヘイズが勝っているからね。

銭返しをやろうと言うと大抵「誰のコインで?」となりますが、両方表になってるイカサマコインなんか使われたりしちゃかなわん、ということですね。でもイカサマコインでないにも関わらずヘイズが勝っちゃう。金庫を開けたり鍵を開けたりカードをさばいたりと何でもござれのヘイズのマジックハンドならコインの裏表も自由自在、なのかしらん?

銭返しの正式文句は、"You call it. Heads or tails?"ですが、二人は大抵"Call it!" もしくはいきなり"Heads!"とか。この二人が一体どのぐらいの頻度で銭を投げているのか、ちょっと興味ありますよね(勝敗も)。負けるとわかってるのか今度こそ勝つ!と思ってるのか、キッドが毎度やや挑戦的に挑んでいるのがいじらしい。そもそも銭返しをしなくとも貧乏クジを引く確率がかなり高いキッドなのに、ちょっとくらい手加減してあげてね?ヘイズさん。
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2007年07月05日

Kid Curry #1



いなけりゃ始まらないもう一人のお方、キッド・カーリー。
青い瞳にブロンドのカーリーヘア、女心をくすぐるベビーフェイスの彼は、泣く子も黙る西部一の早撃ち。彼を従えたヘイズには怖いものナシ。ヘイズが生きていられるのは俺のおかげ、とはキッドの言い分ではあるけれど少なからずヘイズもそう思っているはず。(心の中では)

ヘイズがよく喋る分彼はもっぱら聞き役に回っていることが多いし、普段はちょっと冷めた目でシニカルな物言いだけど、実は心優しく情にもろい。何より彼は友達思いである。ヘイズはもちろんのこと、女性や子供や老人、昔の仲間や新しい友人に至るまで。

一方で彼には短気で頑固な面もある。早撃ちの名手というだけでも敵を作りかねないのにその上短気で頑固じゃトラブルを呼んでいるようなもの。そんな彼をトラブルから守っているのがヘイズ。火がついたキッドの扱いは手馴れたもの。そう、キッドが生きていられるのはヘイズのおかげ。とヘイズは決して言わないけれど。

短気といっても決して怒りっぽいわけではなく、むしろ沸点は高い方だと思う。ただ理不尽なことが見過ごせないだけ。理性型のヘイズに比べるとキッドは直感型だから、それがしばしば災いすることも。ただ自分でそれをよく知ってるからヘイズの言うことを聞くんだろうし、時々後で反省したりしている。でもヘイズだって頭では割り切っていても心の中はキッドと同じって時もある。そんな時は大概キッドの言い分が通っちゃうわけですね。
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2007年07月02日

「恩赦嘆願の始末」

#01 The Pilot

シリーズ化するか否かを決定するパイロット版。
なのでいかに視聴者を引き込むか、が肝心な所です。
残念なことに日本では特別枠ではなく通常枠での放送だったので、本来75分の本作品は50分になってしまいました。(シーズン2の一話目も同じく)
というわけで、この第一話は他のシリーズ作品とは少し毛色が違う。
全体的にかなり「コミカルな」雰囲気に仕上がってますね。
もちろん他のエピソードにもコミカルな部分はたくさんあるけど、この第一話はそれが強調されている感じ。特にヘイズが。私はコミカルな彼らも大好きだし、何より彼らが楽しそうなのが見ててとっても嬉しい。

記念すべき第一声はヘイズの"Stand and deliver!"
これは強盗の常套句のようで、日本語だと「身ぐるみ置いていけ」ってとこかしら?
地獄の穴の「リーダー」なのに今一つ威厳がないヘイズ。この辺り日本の盗賊のお頭みたいに絶対服従制じゃなくて、お前頭いいんだからお前がリーダーやれよ、てな暗黙の了解的リーダーかな。作戦を考えたりダイナマイトをチェックしたり金庫を開けたり、とっても働き者のリーダーです。
さて、ビクともしない新型金庫を諦め突然一味を離れる二人。恩赦のチラシに鼻もかけなかったのに、次のシーンではロムの所に恩赦の話を持ち込んでます。そう、この二つのシーンの間には一体何があったのでしょう?もちろん追っ手に嫌気がさしたのもあるでしょうが、きっと二人でじっくり相談してロムに持ちかけようって話になったハズ。足を洗おうと言い出したのはキッドだけど、ヘイズがどういう風に恩赦プランを考えたのか。そこんとこが詳しく知りたい。

ロムは元無法者で保安官になったという設定。ウィート達も彼を知ってるってことは地獄の穴にいたのかな?彼がどういう経緯で保安官になったのか、これまた非常に興味アリ。だけど後にあのビッグジム・サンタナも地獄の穴を出てカタギになるんだから、少しでも思う所がある人は自然とそうなるってことなんでしょかね、やっぱり。
第一話のロムの役者さんはこれ一度きり。ロムといったらこの人、というイメージなのに、後任のロム(二人いる)もそれほど違和感ないから不思議。たまにしか出ないからか。

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posted by はま at 20:12| Comment(2) | Season1 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

Hannibal Heyes #1



何はなくともこの方がいなけりゃ始まらない。(もちろんKidもなんですけど!)
地獄の穴一味の元リーダーにしてブレイン、そして金庫破りのエキスパート、達者な口、ポーカー大好き、人懐こい笑顔とポーカーフェイスを併せ持つ、我らがハンニバル・ヘイズ。
その魅力を語り出したらキリがないから、小出しにちょびちょび語ります。

彼の口は自他共に認める「silvery tongue」。
一体どこから持ってきたのか次から次へとポンポン飛び出すデマカセには、キッドならずとも思わず口をあんぐり開けてしまうところ。だけどその成功率は必ずしも高くない。そこらへんがまた彼の人間臭い所でもあり、決して万能でない愛すべき所でもあり、キッドに愛想尽かされる所でもあり。
でもたとえ相手を信用させることが出来なくても、彼の話には決して破綻はない。咄嗟の作り話をあそこまで淀みなく話すことが出来るのは紛れもなく頭がいい証拠。

喋り方面は得意でないキッドが、じゃあヘイズにいつも丸め込まれているのかというとこれがそうでもない。キッドはヘイズをやり込める「奥の手」みたいなのをナチュラルに持ってるような気がするなぁ。じゃなきゃあの二人のあのバランスは保てない。上下関係はもちろんないけど、かといって「平等」「対等」なんていう収まりのイイ関係でもない、あちこちで出たり引っ込んだりの微妙なバランスを取り合っているそんな二人だからこそ、あの涼しげな関係が成り立つんでしょうね。あれ、何だか話が逸れてしまった…。
posted by はま at 00:13| Comment(0) | Characters | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする